2019年3月6日発売日の週刊少年サンデー最新話!(2019年14号)
水女神(ウンディーネ)は今日も恋をするか?の11話のネタバレと感想をご紹介していきたいと思います。
この記事を読めば、最新話の内容もバッチリ分かりますよ!!
水女神(ウンディーネ)は今日も恋をするか? 前回のあらすじ
雨が降らない世界、辺境の国ラハサ。
美少女アクレアは水を作る不思議な力を持ち、水女神として日々、奮闘中。
アクレアの親友フユは、彼女が不愛想だが優しい少年、アシャに恋をしていると睨み、世話係に抜擢。
どうやらアクレアは、恋のときめきを感じると、たくさん水を作れるらしい。
世話係となったアシャは国王から、アクレアが砂漠で拾われた赤ん坊だったと教えられる。
ラハサの民ではない彼女が必死で水を作る姿に胸を痛めるアシャだが、実はアクレアには、かつての緑に満ちたラハサを蘇らせる、という大きな夢があって…?
前のお話はこちら!
[browser-shot url=”https://www.cultstory.com/2019/03/01/undinc-of-the-descrt-world-10/水女神は今日も恋をするか? 11話のネタバレ 「家族の手紙」
前夜、見開き2ページぶち抜きで水を起こして、数十年ぶりにラハサに雨を降らせていたアクレア。
水を起こして河を作り、緑豊かなラハサを見たい、という夢をアシャに励まされ、ようやく「ドキドキ」に「好き」という名前が付きました!(笑)
翌朝、フユちゃんに手伝ってもらってお着替えの最中ですが、またもバシャバシャと水を作りまくっています。
原因は、これまで『水を起こす』という使命のことしか考えてこなくて、アシャへの恋心をどう扱ったらいいかわからないから……という、何とも可愛いもの。
「アクレア! ちゃんと着ないと。アシャくんが朝食運んで来ちゃうわよ!」
とフユに言われただけで真っ赤になり、鼓動のリズムで水が湧いています。
ダバダバに水をかぶりながら、きっちりドレスを着せつけ、髪にティアラまで差してあげている仕事人フユちゃん……足元が見えないほど水位が上がってますけど、水不足のラハサ民、泳げそうにないですが、大丈夫??
いつも通り水を起こしたい、と願うアクレアは、普段のアシャとの会話を思い出そうとしますが、途中から恋する乙女の妄想が入って、なぜかアシャと結婚していてカワイイ赤ちゃんが二人も生まれている設定に!!
自分で考えて自分で赤面し、
「違ああ~う!!」
と叫ぶアクレアさん。
水がたくさんできて素晴らしいけど、部屋にやってきたアシャとフユは深刻そうです。
こそこそと二人が話すのは、前の晩のこと。
雨を降らせてアクレアさんが走り去った、後の出来事です。
アクレアが身につけていた、母親からの手紙に異変がありました。
元は、あまりにも素っ気ない文面に、捨て子だと知るのは不憫、と国王が隠していたもの。
けれど、偶然アクレアの水に触れたことで、違う文面が浮きあがってきていました。
愛しのアクレアへ、と始まる手紙は、我が子への愛に満ちたもの。
深い事情があり、離れ離れになることを詫び、幸福を祈る母の言葉。
アクレアが人を愛すれば、世界を潤す、と綴られた手紙に、感激するフユ。
ラハサに緑を取り戻したい、というアクレアの夢が叶う上に、世界を救うほどの力があるかもしれない…小さい時から一緒に過ごして、間近でアクレアのがんばりを見てきたフユだからこそ、喜び方もハンパないです!
「私達で一生懸命ときめかせてあげなきゃ……ね!」
と、アシャに何気にプレッシャーを。
グイグイ行きますね、フユ姐さん!
孫娘として育てたアクレアに無理をさせたくなくて、夢を諦めさせようとしていた国王陛下も、彼女に想像以上のポテンシャルがあり、また、捨て子でもなかったことを知って、ちょっと肩の荷が下りたご様子。
しかし、
「実の母親のことですし、もう隠しておく必要もないと思いますが…」
と、手紙をアクレアに見せようとするアシャには、渋~い御顔。
長いこと隠し事をしていたものだから、
「わし、嫌われたりせんかのう。」
って、じいちゃん、孫カワイすぎかよ⁉
そして翌朝、アシャがアクレアの部屋にやってきたわけですが……国王の姿が見当たらない??
「…で、肝心の国王はどこにいるの?」
と小声で聞くフユ。
どこにいらっしゃるかと言うと、ドキドキしながら、部屋の外で待機中でーす。
アクレアさんは配線工事の人が来た時の猫のようにカーテンの中に隠れ、国王は憧れの先輩の出待ちをする女子生徒のようにドア横で手紙を握りしめてスタンバイ。
血はつながってないけど、国王とアクレアさん、そっくりですやん…。
とりあえず朝食を並べ、エサ…いや、食事で釣るアシャ。
ちちち、出ておいで~、みたいなヤツ?
意気地なしな上司(国王)、使えない後輩(アシャ)に挟まれたフユ主任、
「エスコートくらい直接したらどう!?」
とブチ切れてアシャをド突いたところ、ウッカリ勢い余って、隠れア…じゃない、アクレアさんに抱きつかせることに。
きゃああ、という派手な悲鳴と共に南国リゾートホテルの噴水みたいな、イリュージョンな勢いで水が!
そのまま走って部屋を出て行ってしまうアクレアさん。
後を追うフユとアシャが見たのは、廊下で倒れている国王の死…いや、まだ生きてました!
「心の準備をしとったが…心臓の方が持たんかった…」
急に孫娘が出てきたからってソコまで驚かなくてもいいでしょう、陛下……。
本当にドキドキに弱い人たちだな~。
ところで、こんな大騒ぎの王宮の外も、やっぱり大騒ぎでした!
日々、飲み水に困るくらいだったラハサに、昨夜降った雨が、まだ道の表面を覆うほど残っているんです。
子どもらは生まれてはじめての水遊びで大ハシャギです。
そんな中、かつてアシャに親切にされたことがあり、慕っているという変わった…ええと、奇特な…うーん、男は見かけじゃないという真理を体得した…まあ、そういう趣味の少女、ラクダ飼いのハミちゃんが登場です。
水がたくさんあるのは良いこと。
でも、この水が、アシャがアクレアさんをときめかせた結果だと知っているハミちゃんは、喜べません。
きっと前夜、雨が降りだしてから、いっしょうけんめい書いたんでしょう。
徹夜製作のラブレターを渡そうと、王宮前をウロウロするハミちゃん。
すごいな、ハミちゃん、勇気あるな!
君が憧れてる人、「可愛い」の一言も言えないくらいの根性なしだったけどな!?
門の前に佇むハミちゃんが、
『ダメモトでもいいから伝えるんだ!!』
と尊い決意を固めたところに、飛び出してくる水女神様!
国で一番偉い人、その上に憧れてる人の大事な女性…が血相変えて走ってきて、とっさに隠れてしまうハミちゃん!
……ですよねー。
でも、別にフードまでかぶらなくてもよかったのでは…。
お陰で視界が狭まって、アクレアを追ってきたアシャと衝突です。
常に大荷物(※アクレアさんケアグッズ)を背負ったアシャと、旅装のハミちゃんの衝突安全性能は…ゼロです!
荷物がバラバラになった上、慌てているアシャはぶつかったのがハミちゃんだと気づいていません。
「ご…ごめんなさい!! 大丈夫ですか!?」
とか、礼儀正しく誤ってる場合じゃない!
お嬢さま育ちの割にダッシュが速いアクレアさん。
置いてきぼりくらったアシャ、ついに、
「アクレアさんの家族について大切な話があるんです!!」
と絶叫!
ようやく足を止めたアクレアに、
「…この手紙、読んでみてください…!」
と渡したのは、さっき廊下で死…倒れていた国王から預かったアクレアのお母さんからの手紙……。
……じゃなかったです。
『ずっとずっと大好きです あなたのことだけをこれからも見ています』
ハミちゃんのラブレターだったぁぁぁ!
家族の話でなぜこんな手紙に、と驚くアクレアさんの頭の中で、乙女の妄想が、再暴走!
可愛い赤ちゃん、そして優しいダーリン♡
『家族になろうってことぉ!!?』
大コマに満ち溢れる水……の隅っこで手紙の渡し間違いに気づいたアシャが水圧で吹っ飛ばされてます(笑)。
その勢いは、王宮の奥から見守る国王様にも見えるほど!
結局、本当の手紙は渡せずじまいでしたが、
「アクレアとお母様には悪いけど、自然と恋してるんだから、このまま水を差さずにいましょうよ。」
と、フユ姐さん。
うん、ここで「さっきの手紙は間違いで」って言ったら気まずくなりますよ、グッジョブ!
水起こしの間のアクレアさんの手からは壊れた水道みたいに水が出まくってるし、王宮前には池が出来てるし、これで四方、まーるく収まって!
って、思ったらハミちゃんが恥ずかしさで真っ赤になりながら座りこみ、愛駱駝のペロちゃんにペロペロ舐められて慰められてました……。
うわぁ…乙女の純愛レターが違う人に渡された上に読まれちゃったよ……。
次回もハミちゃん登場回だそうです。
がんばれハミちゃん!
恋なんて、みんな玉砕覚悟なもんだよ☆(だいぶ深いキズの経験がある模様)
水女神は今日も恋をするか? 11話の感想
ハミちゃん、せっかく可愛いヴィジュアルなのに、何もアシャみたいな不器用で視野の狭い少年に惚れなくてもいいのに!!
健気な想い、叶えてあげたいのは山々ですが、しかし、アシャがアクレアさん以外の女性に目を向けてしまうと、世界が滅びるかも、というすんごい可能性が出てきました。
でも…ラブレター引っ提げて王宮まで来た女の子の勇気が報われないなんて、かわいそうすぎるじゃないですか?
というわけで三簾先生には早急に某トリプルフェイス級のイケメンキャラを描いてもらってですね、その人とハミちゃんに幸せになってもらいたい!
何なら『ラクダのペロちゃんは魔法にかけられた王子様♡真実の愛に目覚めて人間に戻る』というディ〇ニー映画パターンもあるじゃなーい!?
ラブレターをね…他人に読まれるのキツイんだぞ⁉
どうしても近くの町でサイン会をしてもらいたくて指が痛くなるまでファンレターを書きまくってたら、雑誌の取材で「こんな手紙が来てて」って記者に渡されて読まれた上に誌面に内容を転載された…というブラック歴史がうずくのです(ずきずき)。
さて、ウヤムヤのままになってしまったアクレアさん出生の秘密。
どうやらアクレアママが追われていたらしいこと、水起こしの力が強ければそれだけ悪い人に狙われる可能性…などは、まだ軍師フユ姐にも思い至ってない様子。
でも、ハミちゃんなら、ラハサの外のことにも詳しいかもしれません。
ラクダ飼い、我々の世界だと遊牧民の人のお仕事で、彼らはとても広い地域を移動しながら暮らしていますよね。
ネットも郵便もなさそうなアシャたちの世界では、情報はきっと、人づてのはず。
軍師フユ姐に情報通ハミちゃんがつけば、鬼に金棒じゃないですか、ラハサ国!
主役二人には引き続きドキドキしていただいて、この世界を、救ってもらいましょう!
パソコンルームのエアコンがきつすぎて、こっちでも目が乾いてチクチクするので、次回も水起こし、お待ちしてます!
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