2019年1月30日発売日の週刊少年サンデー最新話!(2019年9号)
水女神(ウンディーネ)は今日も恋をするか?の6話のネタバレと感想をご紹介していきたいと思います。
この記事を読めば、最新話の内容もバッチリ分かりますよ!!
水女神(ウンディーネ)は今日も恋をするか? 前回のあらすじ
辺境の小さな国ラハサに住む少年アシャは、暗~い悲観主義者。
アシャの仕事は水の管理だが、とにかくラハサでは、雨が降らない。
深刻な水不足がはじまって数十年、作物は枯れ、皆、空腹と喉の渇きに耐える暮らし。
気持ちがささくれだった住民たちを相手に、節水方法を考える仕事では、暗い性格にもなろうというもの。
しかし、ラハサにはたった一つ、生きる希望があった。
それは水女神(ウンディーネ)!
水女神アクレアは、体から水を生みだす『水起こし』という不思議な力がある美少女。
彼女の作る水と、美しい笑顔に励まされ、住民たちはかろうじて毎日を送っていた。
しかしアシャは知ってしまった。
アクレアの『水起こし』の力にも、限りがあるのだ。
毎日、必死で水を作るアクレア。
力を使うたび疲れていくアクレアを見かねて、無理をしないよう言うアシャだが、アクレアの親友フユに、不安な感情は水の量に影響すると忠告される。
もし水不足で国民に死者が出れば、アシャは水を作れなくなってしまうかもしれないのだ。
それでもアシャは、国民にとって本当に大事なのは、アクレアが作る水よりも、彼女がいつも微笑んでいてくれることなのではと考える。
ある晩、ついに『水起こし』中にアクレアは倒れてしまう。
思わず駆け寄ったアシャは、
「僕には水よりもアクレアさんの方が大切なんです」
と言ってしまう。
みんなの水女神、アクレア。
ラハサ国の希望、命の恩人。
そういうつもりでの「大切」だったが、アクレアは大きなカン違いをしてしまう。
「告白されちゃった…!!」
恋のときめきと共に、全身から溢れるほどの水を起こせるようになったアクレア。
国の未来のため、アクレアの苦しみを減らすため、水管理部フユをリーダーとする、『アクレアときめかすべし作戦』が発動する!!
水女神は今日も恋をするか? 6話のネタバレ
国の命運を賭けてアクレアをときめかそうとするアシャは、まじめだが絶望的に女心がわからない男。
だがアクレアは天然美少女で、アシャよりさらに恋愛経験値が低かった!
偶然チュー寸前まで顔が近づいてしまう、偶然ときめく台詞練習中に通りかかってしまう、などのチョロいラッキーで、国のみんながお腹いっぱい水を飲めるように。
だがこれまでの水起こしは、偶然の産物。
アシャ自身にはどうやったらアクレアをときめかせるかわからないまま、老衰で臥せっていた国王が、『ときめき水起こし』を耳にする。
幼い頃からアクレアを可愛がってきた国王。
「アシャがたぶらかしたと知ってどう思ってるかしら」
国王に呼び出されたアシャを、脅すフユ……いや、フユ姐さんと、呼ばせてください!
姐さん、若干、物言いに黒いモノを感じます!!
〈娘はやらん的な図〉としてアシャに説明する国王様のイメージが、相っ当!!にドSっぽいです!
縛りあげたアシャをムチでびしばししちゃってます!
さんざんフユ姐さんがアシャをビビらせてから、おもむろに国王の部屋に入れる執事デューンとの連携プレーも黒いです!
ガクブルで謁見するアシャですが、実は国王陛下は超ゴキゲン。
ラハサ・サマルカンド陛下は王妃が亡くなり、アクレアの作る水が足らなくなってしまった時に、自分を含む年寄りや働けない者は皆、死のう、と仰せになった御方。
たとえ自分の命が終わっても、アクレアや、ラハサ国の若者に生きてもらいたいと願う、素晴らしい国王様です。
だから、アクレアが苦しまずに水が作れるようになった、と大喜び。
絶対アシャには価値がわからないだろう金銀財宝宝飾品を山ほどくださいます。
いやー、猫に小判、アシャにアクセサリーですね。
そしてアシャがわけがわからなくて笑うしかない状態のところに、ムチャ振り。
「ときめきの瞬間をぜひ見せてはくれまいか」
可愛い孫娘がドキドキしてるところを見たいって……アシャじゃなくても「え」って凍ります。
フユ姐さんの入れ知恵で、アクレアの世話係としてアシャを任命する国王様。
なんと女子の部屋に入るのが生まれてはじめてのアシャ!
アクレアはときめきで水を出しますが、アシャは緊張で冷や汗ダラダラです。
せっかく水女神さまが作ってくれてる水分、無駄にしちゃだめです。
さらにフユ姐さんの作戦指示書の第一項が、“疲れてるアクレアにマッサージ”!!
ときめくとか、ときめかないとかを別にしても、無理です姐さん!
女子の手を握ったこともないアシャですよ、はい次!
“髪を梳かしてあげて!”
アシャみたいな頭ボッサボサの男子に、アクレアちゃんの濡れたロングヘア梳かせたら髪が傷んじゃいますよ、はい次!
奥手なアシャを見かねたか、国王様より投げ文メッセージ。
『早くときめかせねば罰を与える 国王より』
動揺するアシャのもとにナイスタイミングで夕食を運んでくる執事デューン。
そしてフユ指示書の三項が、
“あーんしてあげてもよし”
……これ、絶対フユさんと執事、打ち合わせしてますよね⁉
これまで「かわいい」の一言すら言えなかったヘタレ少年に、「あーん」をさせてしまうとは……!!
差し出すスプーンがぶるぶる震えすぎてて口の中切りそうで怖いんですけど、ちゃんと食べてくれる健気なアクレア!
この段階で軽度の水起こし現象が発生していて、濡れた髪を押さえながら「あーん」する表情が本当に可愛いです。
しかし国王陛下は、大・激・怒!
アシャが背負ってる大箱(アクレア用癒しグッズ入り)を見て、手品みたいなことをしてワクワクさせるのが『ときめき水起こし』だと思っていたようです。
この国の人、心キレイすぎて眩しい……!
病床に臥し、車椅子移動だった国王様が、ブチ切れてアクレアの部屋に殴りこむ様を見て、
「国王様がお立ちになられた…!」
と感動する執事。
ク〇ラが立った、みたいな流れですね。
ときめかさないと怒られると信じているアシャは焦りますが、何もできず。
ついに必殺ラハサ・サマルカンド蹴り(?)が炸裂、アクレアの部屋のドアを吹き飛ばします。
宙に舞う重い扉を見て、とっさに我が身でアクレアを庇うアシャ。
ワザとじゃない!
だけどこれは、またもやチュー寸前だ!!
急な接近と、アシャの献身に、盛大にときめくアクレア!
全身から、ばっしゃぁぁぁーんと水を起こして、国王の怒りの炎を消してしまいます。
溺愛し、ずっとそばで見てきたからこそ、アクレアの想いが真剣であることを悟る国王。
さあ、これで保護者公認のラブラブカップルに、と思ったら、
「わしの目が黒いうちに指一本でも、アクレアに触れてみよ…! 極刑に処す!!」
ぜんぜんダメでしたー!
その上に、
「うっ、心臓が…!!」
って、おじいちゃん……これこそ年寄りの冷や水ってやつじゃないですか⁉
触ったら極刑、泣かせたらさらし首、という想像したくない未来が決定したところで、第6滴が終了。
次回もがんばって、ときめかせろ、アシャ!
水女神は今日も恋をするか? 6話の感想
自分なら何百回でも「アクレアさん可愛いー!!」って叫べるのにな、と『水女神は今日も恋をするか?』を読むたび思います。
マジ可愛いです、ウンディーネ。
毎回、アクレアさんもフユちゃんも服装が違ってるのも楽しい。
心理学では、水は、感情の象徴だそうです。
感動に涙し、部活サボってゲーセン行ったら先輩に出くわして冷や汗をかき、家に帰ると母ちゃんが作り過ぎた激辛カレーが三日連続で出てきて泣く。
そんな、心というかたちのないものを表すのが、水。
我々も、水女神のように「ばっしゃーん」となる量ではないですが、日々、ちょびっとずつの、水起こしをしてるのかもしれません。
人間、体重の6割は、水ですし。
アシャの、アクレアを想う気持ちは本物なのに、なかなか届かないのも、水が透明だからかもしれません。
不純物が入るか、凍るか煮え立つかしないと、水ってよく見えないですよね。
ドキドキがもどかしい系のラブコメ、最近少なかったので、ウンディーネの連載がはじまってうれしいです。
次こそアシャは、ちゃんと自分の意志でアクレアをときめかせることができるのでしょうか。
いや、ときめかせないと、ラハサ国滅亡ですもんね。
ここで漢気を見せるか、ヘタレてフユ姐さんにいじられるか、どっちに転んでも読者は美味しい。
良い設定ですよねー、水女神。
唯一、気になるのが、このシズル感あふれる話を、どうしてもっと暖かい時期に連載してくれなかったのか、ということです(註:連載開始が1月16日発売号)。
三簾先生にはアシャ以上にがんばっていただいて、ぜひ真夏のあっつい時に、アクレアさんのバシャバシャシャシャを見せてもらいたい。
今、外は雪降ってますからー!(本当)
次話はコチラ!
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