王様の仕立て屋~下町テーラー~12話ネタバレと感想|何かとお祝いの席に出席する事が多い社長が仕立てたタキシードが招いた思わぬトラブルとは?

2019年2月6日発売日のグランドジャンプ最新話!

 

王様の仕立て屋 ~下町テーラー編~ 12話のネタバレと感想をご紹介していきたいと思います。

 

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王様の仕立て屋12話 ネタバレ ~下町テーラー編~

テーラー針生では、中里土建の社長が仕立てあがったタキシードを着て悦に入っています。

 

そこに針生親方の孫娘の舞花が頼子と帰宅してきました。

 

このタキシードは針生親方が入院する前に注文を出していた物で、商工会の役員となった関係で冠婚葬祭の仕切りをする機会が多くなり、貸衣装屋で借りるよりも仕立ててしまった方が手がかからないという事情がありました。

 

織部は中里に手入れの仕方などを説明して、タキシードを納入しました。

 

それからの中里社長は、会合に、謝恩会にとタキシードをヘビーローテーションで気倒していました。

 

そうしてタキシードを受け取ってから二週間後、舞花と頼子は帰宅途中に中里社長と道でばったりと出会います。

 

中里氏はこの日も掛け持ちで二件の会合に参加する予定でした。

 

これから大田区の式場で媒酌の音頭をとると言うのに、タクシーが捕まらないので、ここまで来たら電車の方が早いかな、という中里氏の靴を見た頼子は、靴は替えた方がいいのではないかと進言します。

 

中里氏の靴はよれよれで反り返っている、いわゆるギョーザ靴と呼ばれる状態になっていました。

 

しかし中里氏は、大田区の町工場組合の集まりでは、反った靴は働き者の勲章と見てくれると意に介しません。

 

この話を聞いた織部はタキシードを大事にしてもらっていない様子に落胆します。

 

更に、大田区の式場まで電車で行くと言っていた事にも苦言を呈しました。

 

日本人は振袖でも電車に乗ってしまう位、着るものと室内・室外の関係に無頓着だから仕方ないのかもしれないという織部でしたが、そもそもタキシードは本来は室内着であると説明します。

 

1870年代に、イギリスで夜会着が流行した際、夜の正装である燕尾服の裾を切り、テイルレス・イブニングと呼ばれ休憩室でタバコをたしなむ装いで定着したのがタキシードの由来でした。

 

気品を保ちつつも若干、砕けた佇まいが貴族ご用達のカジノで好んで用いられたので、ヨーロッパではスモーキングジャケット、アメリカとイギリスではディナージャケットと呼ばれいたのが、更にイギリスのエドワード7世が高級リゾート地で着た事から夜の準礼装として認知されカウズジャケットと呼ばれるようになり、1886年に、ニューヨークのカントリークラブ、タキシード・パークで当主の息子が真紅のスモーキングジャケットに黒い側章が着いたトラウザースで出席して度肝を抜いたことから、以降、このスタイルをタキシードと呼ぶようになったというのがタキシードの由来です。

 

そういった由来なので、織部は、タキシードで外出するなら、冬ならコートを着る事で人込みから守られるが、できれば移動は車で、それが無理ならせめて会場で着替えて欲しいと言います。

 

日暮里から大田区まで山手線で移動すれば、人の出入りが激しい駅が幾つも続いてしまい、タキシードが揉まれて大変な事になってしまうと心配します。

 

披露宴も終わり、中里氏は取引先の金崎会長に挨拶をしていました。

 

再来週には金崎会長の孫の結婚式があり、中里氏は取引先代表で挨拶をする事になっていました。

 

しかし、金崎会長は、昼間の孫の式に、タキシード姿で出席しようと張り切っている中里氏に呆れて、代役は手配するから少し休みなさいと進言するのでした。

 

何か粗相があったのかと慌てる中里氏に、昔は近所付き合いもあったし孫も懐いていたから挨拶をお願いしたが、孫の式は君の顔繫ぎの場ではない、そこを履き違えたままの人に孫の門出を任せる訳にはいかんのだよ、と会長は言うのでした。

 

慌てた中里氏は織部に2週間でタキシードをメンテナンスしてくれるように頼みます。

 

中里氏は、会長の機嫌を損ねたのはタキシードが着崩れてよれよれになっていたからだと考えていましたが、織部は、昼間にタキシードを着ていこうとしたのが問題だと訂正し、タキシードは18時以降の服で昼には着ない物なのだと教えます。

 

夜の準礼装はタキシードに白ウイングカラーシャツ、黒ボウタイ、白麻チーフ、オペラパンプスというスタイル。

 

宮中晩さん会やクラシック音楽の指揮者は正装の燕尾服で場に対する敬意を払う。

 

夜のパーティーや結婚式の列席者は平服のダークスーツ。

 

タキシードはアメリカでブレイクした装いなので、ヨーロッパではあまり着られず、正装以外はダークスーツの方が勝手がいいのだと織部は付け加えます。

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ダークスーツの生地は上質なウールで、色はネイビー、ミッドナイトブルー、チャコールグレーが良く、シャツはセミワイドカラーの白シャツに白麻チーフ、ネクタイは無地かピンドットの控えめな物をチョイス。

 

靴は夜ならプレーントゥ、昼ならストレートチップで全て黒の内羽根式。

 

昼は正装がモーニングコートで、歌会始や、結婚式なら新郎、媒酌人、両家の父親の装い。

 

列席者でもスピーチなどを担ったものなら準礼装のディレクターズスーツ。

 

その他の列席者は平服のダークスーツ。

 

そして、礼服は手に入れたらなるべく多く袖を通さないと着せられている感じが前面に出てしまいぎこちなくなるので、一週間前から毎日着てボウタイの結び方も練習し、慣れておくのが理想だと織部は説明していましたが、中里氏は決まり事の細かさに逆上してしまいます。

 

しかし、織部は、慶弔に関する機微は日本は他国に比べて厳しく、カブいて我を通すなら覚悟がいると諭すのでした。

 

そこで、中里氏は特急料金で織部に列席に相応しい服装をオーダーしようとしますが、織部は引き受けません。

 

代わりに、寄席の夜席で鶴丸師匠がトリで噺す「うどん屋」にヒントがあるというのでした。

 

うどん屋の店先で、酔漢が、列席した祝言の新婦に対する祝意を何度もくり返す、その様子に中里氏は金崎の孫娘の幼い頃を思い出していました。

 

懇意に甘えたぞんざいな姿で祝辞を述べられても性根が知れない、私も精一杯の祝意でお孫さんを送りたい、と改めて織部に仕立てを依頼するのでした。

 

当日の中里氏の装いは、昼間の結婚式に相応しい上質な高級ウール100%のディレクターズスーツ一式を中心にした装いでした。

 

特急で仕立てたにもかかわらず、着こなしている様子に金崎氏も感服し、祝意に集中させてくれたと中里氏を見直すのでした。

 

その後、中里氏はマナーを学び、相変わらず忙しく冠婚葬祭に走り回っていましたが、その代わりにマナーにうるさくなってしまい、家族や部下からの評判が悪くなってしまいました。

 

そんな折、高知に知人がいて、引き出物で、こんなものを貰ったが使い方がわからないので教えてくれという社員があらわれます。

 

それは小さな穴が1つ開いている盃「可杯(べくはい)」でした。

 

注がれた酒を飲み干すまで置く事ができないというものです。使い方のわからない中里氏は、わからないとも言えず、困惑して固まってしまいました。

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王様の仕立て屋12話 感想

冠婚葬祭に関する装いの話でした。

 

西洋のスーツの着こなしが日本に伝わると、色々と可笑しな着こなしが見られる、というのは、このシリーズではお馴染みのテーマです。

 

また、ギョウザ靴、と称される、はき古して反ってしまっている靴も、日本人特有のものとして何度も出てきています。

 

今回の中里社長も、労働を示すヨレヨレの服にギョウザ靴にどこか誇りを持っていたようです。

 

しかし、それが、失礼に当たるという事も、薄々気付いてはいました。それで金崎会長が眉をひそめた理由だと真っ先に頭に受かんだのですね。

 

しかし、実際にはただタキシードを着ていればいいだろうという、場を考えない中里氏の態度が原因だったのですね。

 

こういう勘違いは、怖い。

 

そう思いました。

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