王様の仕立て屋10話ネタバレと感想|漫画界の重鎮から特急仕事が舞い込むも・・・

2019年1月4日発売日のグランドジャンプ最新話!(2019年1月16日号)

 

王様の仕立て屋 ~下町テーラー編~ 10話のネタバレと感想をご紹介していきたいと思います。

 

この記事を読むことで最新話の内容がサクッと分かりますよ~!

王様の仕立て屋 前回までのあらすじ

前回のあらすじを見逃した人は、お先にこちらをお読みください!

 

内容が分からないまま読んでも、面白さ半減ですからね~。

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王様の仕立て屋10話 ネタバレ ~下町テーラー編~

ネタバレ週に一度、隣町からやってきて、ある料理屋で食事をするという習慣を20年続けている独居老人が、平日の昼間に料理屋を目指してぶらぶらと歩いていました。

 

路地で立ち話をしている中年女性達は、老人を見て噂話をしていました。

 

何の仕事をしているのか分からない。

 

それとなく聞いても、のらりくらりはぐらかして正体がわからない。

 

気味悪いが害もなく、誰も踏み込んで関わらないといい捨てるのでした。

 

老人の馴染みの料理屋では、老人の注文はいつものモツ煮込み。

 

それに今日は燗酒を付け加えました。

 

「一品増えたという事は何か収入があったかい?」と店主。

 

「まあちょっとね。」とはぐらかす老人。

 

和やかな雰囲気の中、モツ煮が供されます。

 

和やかでささやかな食事を終えた老人が店を出ると、出版社の記者達が待ち構えており、ハイヤーで何処かへと連れていかれてしまいました。

 


 

老人が連れてこられた場所、それは織部が店番をしているテーラーでした。

 

総合出版社の編集部の記者達は、この老人に特急で一張羅を作って欲しいと頼みます。

 

老人の正体は、漫画界の重鎮「品川慎次」でした。

 

記者達は画業50年、昭和の漫画界を牽引した巨匠と紹介します。

 

織部も「あの青春の旗手と言われた…!」と驚きます。

 

織部が若いのに自分の漫画を知っている事に興味を示した品川でしたが、その理由が、品川の代表作が度々映画化されている事であるとわかると途端にへそを曲げてしまいます。

 

品川は映画化される作品は若さに任せてヤケクソで描き殴った暗い作品ばかりで、本当にやりたい牧歌的な作品はまるで注目してもらえないことに絶望していました。

 

「新作を描いてもいい顔をしてもらえない。」とまで言い切ってしまいます。

 

しかし、出版社側には各社で協力して品川の画業50周年を祝うパーティーを開く予定があり、更に、そこに品川の代表作に感銘をうけ映画化のオファーをしているハリウッドのプロデューサーを招き、話を前向きに進めたいと企てているのでした。

 

ところが、その華やかな席に相ふさわしい一着を品川が持っておらず、外国のお客様に好印象を与えられないので、パーティーの主役としてハッタリの効く装いを仕立ててほしいというのが出版社側の要望でした。

 

そんな要望を聞いた織部は、

 

「着る本人が前向きでなければ服の押し付けは迷惑なだけ、そういう人に仕事を納めても粗末に扱われちゃ職人としても愉快ではない。」

 

と、特急仕事を断ってしまいます。

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家に帰ろうとしていた品川の前に、編集長が現れます。

 

品川は編集長に疑問をぶつけました。

 

なぜ、何もかも準備が整っていて2週間前に突然主役に知らせるのか、どこにも新作を受け取ってもらえないロートルを総合出版社がなぜ賑々しく祝おうとしているのか。

 

そして、同期の柘植が過労で倒れて緊急入院したのとタイミングを同じくしているのはなぜか。

 

「それは元々、その作家の50周年を祝うはずだった準備を無駄にしないため、ハリウッドのオファーにかこつけて使いまわそうという魂胆なのだろう。」

 

と品川は激高し、啖呵を切って帰ろうとします。

 

そんな品川に編集長は、

 

「今回は確かに急な代役だったが、各社の重役は若手の売れっ子より品川の功績を祝う席を選んだ!」

 

と伝えます。

 

そして、品川自身が不本意であっても、暗い作品である代表作が多くの読者に影響を与えており、それを作者自身に否定されてしまったら読者の感動はどうなるのか、と諭すのでした。

 


 

帰り道、コンビニで漫画雑誌を手に取り、同期で現在は大巨匠と呼ばれる柘植の漫画を確認します。

 

線は荒れても話の盛り上げ方は上手で、若い者任せにしないで自分で描いている事に感嘆します。

 

しかし、テレビでは漫画表現の過激さを取り上げ、社会的制裁を加えるべきといった論調が声高に叫ばれていました。

 

品川は改めて織部と話をします。

 

漫画の過激な表現が行き過ぎたものとなり悪書追放と突き上げられるようになったこと、その混迷の時代に揉まれて幾つもの名作が生まれたものの、品川はその当時の過激さに付いて行けなくて業界から距離を置いたこと、しかしながら漫画家というだけで一緒くたにされ糾弾されたあげく、疲れた奥さんには逃げられ、以降は孤独な人生を送ってきたことなど。

 

そんな騒動の中で世論と戦って生き残った漫画家は巨匠と呼ばれるようになり、一時は平穏になったものの、あの時代を知るものが作家にも会社にも減った今、また糾弾する過激な規制派が突撃すれば若い漫画家がつるし上げられ筆を折ってしまうかもしれない、と品川は危惧していました。

 

ここまで温存された命の使い所を探りたい、そのためにパーティーの話を引き受けようと思うと、品川は織部に特急仕事を依頼しました。

 

織部は品川にネイビーピンストライプ、ダブル6つボタンのスプレッドアウトスーツを使ったスタイルを提案します。

 

シングル、ダブルの合わせの他、更に仕立ての違いによって、フォーマルなシーン、遊びの場、それぞれに向いたスタイルがある事、ダブルの合わせは部長職以上の想念に似合う上司のスーツである事などが解説されます。

 

50周年のパーティーで、ダブルのスーツに身を包んだ品川は、貫禄のある同道とした趣きで、ハリウッドのプロデューサーとも見劣りしないと好評です。

 

そこに、低俗表現撲滅委員会と名乗る集団が乗り込んできます。

 

近年の風紀紊乱を助長する表現を直ちに是正し謝罪と反省を要求する、と吠え立てる規制派の人々に、品川は

 

「そういう意見があるなら、その言葉をそっくりお返しいたしますな。」

 

「上等と言えないまでも、法の範囲を守っている他人様の生業を蔑み憐み一方的に排除できると思っている大人の姿こそ子供に見せちゃならんものです。」

 

と睨みをきかせるのでした。

 


 

その後、品川の映画はハリウッドで映画化されることになり、品川は一躍時の人となります。

 

しかし、変わらず馴染みの料理屋に通い、

 

「色紙はもう少し老害らしくなるまで待っててくれ。」

 

と言い、今までと変わらない自分であろうとしていました。

 

そんな時に、編集長に連れられて品川の孫が現れました。

 

彼の祖母、つまり品川の元妻は漫画については嫌っていると思っていましたが、実は、夫を守るためにやむを得ず別れただけで、品川の事をいつも孫達に自慢していたと。

 

そして最近は病気がちで、品川に会いたがっていると伝えるのでした。

 

そして、その孫は品川の孫とは知られずに実力で何度か新人賞を取っており、漫画家を志していたのです。

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王様の仕立て屋第10話 感想

おおよそ、下劣で過激な表現とは縁の無さそうな大河原先生ですが、何か腹に据えかねた事でもあったのでしょうか。

 

それとも、業界全体を憂い、社会の風潮に一言いいたくなったのでしょうか。

 

あるいは老齢の漫画家と、それを継ぐ若者というスタイルに何かを重ねているのかもしれません。

 

そこに、スーツスタイルのTPOを絡めて、いい話に仕上がっていました。

 

次話はコチラ↓

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